「ご縁をとても嬉しく存じております」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

この記事では「ご縁をとても嬉しく存じております」について解説をします。

「ご縁をとても嬉しく存じております」とは?意味

めぐりあわせをうれしく感じています、という意味です。

「ご縁」「縁」の美化語です。

美化語というのは、上品に言い表そうとする言葉をいいます。

「縁」は、めぐりあわせ、そうなったきっかけという意味です。

「とても」は、程度のはなはだしいさまを表します。

「嬉しく」は、自分にとって望ましいことが起こり、満足である気持ちを意味します。

嬉しく思っているのは話し手側です。

「存じ」「存ずる」のことで、「思う」「考える」の意の謙譲語です。

「ております」「ている」の丁寧な言い方になります。

「ご縁をとても嬉しく存じております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、ある人と出会えた運命を嬉しく思う話し手の気持ちを伝えるときに用います。

めぐりあったその人に伝えることもあれば、めぐりあった人とは別の人に伝えることもあります。

展示会に参加をして、ある人と出会ったとします。

Aさんは、パンを展示会に出品しました。

この展示会にはBさんが訪れていました。

Bさんは食品の卸会社で働いています。

Aさんの展示ブースにBさんがやってきました。

Bさんは、Aさんの企業が出品している商品を気に入ったようで、この企業と取引をしたく思いました。

こうして、AさんとBさんの関係ができ、その後も関係は続いています。

取引先が増え、Aさんとしては嬉しい限りです。

めぐりあわせを嬉しく思っているのです。

そのAさんの気持ちを誰かに伝える際にこのような言葉を用います。

「ご縁をとても嬉しく存じております」を使った例文

・『〇〇様とのご縁をとても嬉しく存じております』

「ご縁をとても嬉しく存じております」の返答や返信例

誰に伝えているのかによって、返答の内容が変わります。

関係を持つようになった人、つまり縁によって出会った人に伝えている場合は、自分の気持ちも伝えてみるとよいでしょう。

自分も縁を嬉しく思うことや、相手がこのように言ってくれることを嬉しく思う気持ちなどです。

縁によって出会った人とは別の人、たとえば上司などに伝えているときは、さまざまな返答が考えられます。

どのような場合でも、話し手の気持ちを肯定する返答をすることが望ましいです。

どういうきっかけで出会ったのかなど、聞いてみてもよいでしょう。

差支えないようならば、いろいろと話してくれるはずです。

まとめ

この言葉は、めぐりあわせを嬉しく思う気持ちを表すものです。

縁によって物事がよい方向に進んでいくことがあります。

誰かとの出会いを大切にしたいものです。